友人のあゆみはスラッとしたなかなかの美人で成績も優秀、中流家庭で何不自由なく育ち、「みんなが行くから」という理由で短大を卒業、「みんなが行くから」という理由で就職、OLとして2年半働き、縁談の末、「みんなしてるから」という理由でなんとなく結婚しました。
しばらく新婚生活を楽しもうと思っていた矢先、あゆみはハネムーン・ベイビーを妊娠していることが発覚、「堕ろしちゃおうか」というあゆみに対して、夫もその両親も猛反対したので、なんとなく出産しました。
赤ちゃんは標準体重の男の子、ところが子供が産まれてもあゆみはまるで他人ごと、いっこうに母乳を与える気配すらありません。
3週間経ったころ、あゆみが赤ちゃんを連れて病院へやってきました。
「体重の増加も思わしくないし、なんとなく生気がないので、どこか悪いのでしょうか…」
未だに母乳を与えてもらえない赤ちゃんは、言うまでもなく弱々しく発育不全でした。
母親としての自覚、心をこめた授乳がいかに大切か、私は思い知らされました。
木元ひとみ(仮名) 27歳
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